資格取得のメリットとは?
セキュリティ関連の仕事をするために資格は必ず必要なのでしょうか。また、資格を取得したらどのようなメリットがあるのでしょうか。
資格がなくても仕事はできる
情報セキュリティの仕事は資格がなくてもできます。ある程度の専門性は求められますが、医師や弁護士のような専門性と技術力が求められるわけではありません。ただし、資格があるかないかは仕事の選択肢に大きな影響を及ぼします。資格があれば就職や転職の際にスキルを明確にアピールできるため、有資格者のほうが選考において有利になることは間違いありません。
資格を取得するメリット
情報セキュリティの重要性に対する認識が企業の間でも高まり、情報セキュリティの専門職はどの企業にとっても欲しくてたまらない人材となりました。情報セキュリティの資格があると、就職や転職で有利になることはもちろん、昇進や昇格、独立などその後のキャリア形成にも役立ちます。情報セキュリティのスキルがどのくらいあるかを書類や面接だけで把握することは不可能ですが、資格があるだけでその人が今どのラインに立っているのかを把握できます。情報セキュリティの分野は企業の信用を背負う重要なポジションなので、資格によってスキルが明確になっている人のほうが好まれるのは自然なことです。
情報セキュリティの資格があると、早い昇進や昇格につながります。同じ能力がある人ならば、資格があったほうが評価しやすいということもあるでしょう。情報セキュリティのスペシャリストと名乗れるほどの人材はまだ多くない状況なので、難易度の高い資格があればそれだけで高く評価されます。有資格者には手当や補助金を支給する企業もあるなど、資格の有無はIT職のキャリア形成に重要な要素となっています。確かな知識とスキルがあれば、企業の情報セキュリティを統括する立場を手に入れることも視野に入ってくるでしょう。
もうひとつ重要なこととして、独立後のキャリアに資格が役立つということがあります。企業が社員としてセキュリティ担当者を育成できる環境にない場合、外部に委託することがあります。セキュリティの資格があると、持っているスキルがそれだけで明確になるため、採用する企業としては大きな安心材料となります。
資格を取得しよう
スタートラインに立ったばかりの人からすると、情報セキュリティの資格は高すぎる壁に見えるかもしれません。しかし、そこであきらめずにチャレンジすれば、仕事の選択肢を大きく広げることができます。難易度が高すぎる資格を目指すのではなく、自分のレベルに応じた資格を目指すようにすれば、無理なく続けながら着実にスキルアップできるでしょう。