将来性や需要はある?
セキュリティエンジニアがセキュリティ系の資格を取得するためにはそれ相応の努力や経験が必要です。そこで気になるのが、セキュリティエンジニアの将来性と需要です。
セキュリティエンジニアの需要
セキュリティエンジニアの仕事に対して漠然としたイメージを持っている人は多いものです。しかし、セキュリティエンジニアが必要となるケースを細分化してみると、セキュリティエンジニアの需要が明確になってきます。例えば、膨大な個人情報や会社情報を取り扱う国の各機関や企業にとって、セキュリティ対策が重要であることは疑う余地のない事実です。インターネットバンクやキャッシュレス、仮想通貨など、金銭管理がデジタル化すれば個人や企業の資産を守るための最高度のセキュリティ対策が絶対的に必要です。IoTを導入している家電製品は、インターネットを通じてユーザーの利用状況がメーカー側に蓄積されていく仕組みになっています。そのような貴重なデータの漏洩を防ぐためのセキュリティ対策は、IoT家電製品を開発、製造するメーカーにとって欠かせないものです。拡大するITインフラのセキュリティ対策も待ったなしです。
フリーランスの将来性
IT担当者を配置している企業は多くても、セキュリティの分野に強いIT担当者を配置できているかというと、必ずしもそうではありません。企業内のエンジニアはその企業でしか経験を積むことができず、企業内のシステムについての知識はあってもトラブルシューティングには弱い場合があります。そこで頼りになるのが、さまざまな現場を経験しているフリーランスのセキュリティエンジニアです。フリーランス市場を見てみると、セキュリティエンジニアの相場は月60万円から80万円です。
セキュリティエンジニアの将来は明るい
世の中を見渡せば、ありとあらゆるものがIT化されていく現状を実感できます。ビッグデータ、IoT、AIなど、少し前まで世間を驚かせていたデジタル化の先を行く技術が次々とITに取り込まれています。この状況に比例するように、セキュリティエンジニアの需要は伸び続けることになります。内容が変化すればセキュリティエンジニアに必要とされる知識やスキルも変化していきますが、丁寧にキャリアを積み上げていくことによってその流れについていくことができます。セキュリティエンジニアとしてのキャリアを確固たるものとするためには、IoTならIoT、インフラならインフラという具合に専門分野を決めてその道を極めることです。そうすれば、インフラエンジニアとしての将来は非常に明るいものとなっていくでしょう。