【情報処理安全確保支援士試験】
セキュリティエンジニアにおすすめの資格として、情報処理安全確保支援士試験について詳しくご紹介します。
情報処理安全確保支援士試験とは
情報処理安全確保支援士試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施している情報処理技術者試験のひとつです。サイバーセキュリティ人材が大幅に不足している状態が続いており、人材確保が急がれているところです。かつてはセキュリティ問題が出題されていなかった基本情報処理技術者や応用情報処理技術者の試験にも、セキュリティ問題が必須になったほどです。そのような中、難易度としては比較的低めの情報セキュリティマネジメント試験が2016年から開始されました。ここでご紹介する情報処理安全確保支援士試験は、情報セキュリティスペシャリスト試験をベースに作られた試験で、セキュリティ系の資格試験としては最高峰に位置するものです。
情報処理安全確保支援士になるためには情報処理安全確保支援士試験にパスする必要がありますが、情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)をパスしている人は試験が免除となります。この他だと、応用情報技術者試験もしくはいずれかの高度試験または支援士試験に合格するか、いずれかの高度試験または支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績を得た場合、その後2年間にわたって午前Ⅰ試験が免除となります。
難易度と勉強方法
情報処理安全確保支援士試験は、情報セキュリティスペシャリスト試験とほぼ同水準のレベルとされています。合格率は平均15%程度と難易度はかなり高めですが、受験のチャンスは年に2回あります。情報処理安全確保支援士試験は、過去問題を中心とした勉強方法が効果的です。参考書は試験範囲を確認し、不明点を調べるための材料として使用することをおすすめします。政府は、2020年までに情報処理安全確保支援士の登録者数を3万人にするという目標を掲げています。難易度は高いものの、目指すだけの価値がある試験なので、初心者のうちから徐々にステップアップできるよう認定試験をうまく活用しましょう。
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